スノーボード 三木つばき、開幕戦3位 W杯パラレル大回転
スノーボードのワールドカップ(W杯)は14日、イタリアのカレッツァでパラレル大回転の今季開幕戦が行われ、女子で昨季世界選手権を初制覇した三木つばき(浜松いわた信用金庫、掛川市)は3位に入った。準決勝でラモナテレジア・ホフマイスター(ドイツ)に敗れたが、3位決定戦を制した。
竹内智香(広島ガス)は28位、越坂綾菜(ランプジャック)は37位で予選落ち。ホフマイスターが優勝した。
男子は斯波正樹(ジョイングループ)が22位、兼松直生(中京大)が48位、清水大智(同大)が52位で予選敗退。マウリツィオ・ボルモリーニ(イタリア)が制した。
表彰台は死守
昨季に日本勢初の世界女王となった三木にとって、真価が問われるシーズン。開幕戦で独特の緊張感もあったというが、予選を1位通過して表彰台も死守した。「自分のしたい滑りができて、開幕戦を表彰台で終えられてまずまず。メンタルも安定していた」と納得の口ぶりだった。
昨季の12月は計3戦いずれも予選を2位以内で通過しながら、決勝トーナメントで力を出し切れず、表彰台に届かなかった。好発進で成長ぶりを示し「昨年の経験が生きている。勝ち負けにこだわりすぎず、自分がどう滑るかだけを意識できた」と声を弾ませた。