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テーマ : 掛川市

月夜 掛川で神秘の茶会 地元茶、生演奏や地酒と共に

 掛川茶振興協会などはこのほど、「月夜の茶会」を掛川市掛川の掛川城御殿と大日本報徳社で開いた。今回は2024年に同市で行われる地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」と初めてコラボレーションし、音楽の生演奏と共に茶を飲んだり地酒と同時に味わったりする多様な茶会を設けた。

神秘的な雰囲気の中、深蒸し茶を楽しむ月夜の茶会=掛川市掛川の掛川城御殿
神秘的な雰囲気の中、深蒸し茶を楽しむ月夜の茶会=掛川市掛川の掛川城御殿

 市内外の日本茶ファン54人が参加。御殿では、5月に五明地区で開催した「月夜の茶摘み会」で一般参加者が手摘みした「満月新茶」を茶農家や茶商が丁寧に入れ、茶菓子と一緒に振る舞われた。参加者はほの暗い御殿の神秘的な空間に包まれ、マンドリンの生演奏を聞きながら深蒸し茶を味わった。
 大日本報徳社では3人の入れ手が抽出やたて方などに工夫を凝らした茶席を用意。掛川市産の茶と同市の土井酒造場の日本酒銘柄「開運」を一緒に味わう会などを開いた。
 コラボには茶エンナーレへの機運を高める狙いがある。月夜の茶会を指揮した同芸術祭内の「茶文化創造プロジェクト」の岡部宇洋さんは「掛川は産地として有名だがもっと新しい楽しみ方の価値を生み出せる。お茶のある日常が価値があることを再発見できるように企画した」と話した。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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