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卒業記念の額縁に学校の木　掛川日坂小　思い出、学び“総仕上げ”

　掛川市の日坂小６年生１５人が５日、卒業記念のフォトフレームの制作に取り組んだ。学校林の伐採見学などを通した地元林業に関する学びの締めくくり。ヒノキを加工した木材を使い、６年間の思い出を飾る額縁を仕上げた。

　同校は１学年１学級の小規模校。１５人は市森林組合や近隣の三浦製材所などのサポートを受けながら、森林の役割と製材加工の流れを学び、かんな削りとフレームの組み立てに励んだ。入学以来変わらないクラスメートと一緒に写った複数の画像をＡ４判の用紙にレイアウトして、完成したばかりの額縁に収めた。
　三浦製材所を経営する三浦健太さん（４４）がＰＴＡ会長を務めている縁で制作が決まった。自身も卒業生という三浦さんは「子どもたちの思い出を形として残してあげたかった」と作業の様子を見守った。
　修学旅行の写真を中心にまとめた朝平もゝはさん（１２）は「ずっと仲が良かったクラスの記念。身近な木を詳しく学べたのも良かった」と話した。
　（掛川支局・高林和徳）

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