「地方創生テーマ」 島田掛川信金、茶業者に講演 80人参加
島田掛川信用金庫は27日、島田、掛川両市など営業エリアの茶業者を対象にした講演会「協創力が稼ぐ時代と地方創生ビジネス」を掛川市内で開いた。約80人が参加し、千葉商科大の笹谷秀光教授の講演に耳を傾けた。
笹谷教授は、持続可能な開発目標(SDGs)を解説した上で「事業活動が孫の世代につながるかどうかという視点が大事になる」と述べた。瀬戸内海周辺で栽培されるレモンや奈良県の平城宮跡歴史公園整備事業を紹介し「日本には良いものがたくさんあり、発信の背景には必ず企業のコラボがある。協働で新たな価値をつくる力が必要になっている」と強調した。
笹谷教授は農水省出身。2008年の退官後、伊藤園に入社し、常務執行役員などを務めた。