静岡県畜産共進会肉牛の部で最高賞 掛川の堀内さん「父の背中見て目標だった」 市長に報告
浜松市内で開かれた県畜産共進会肉牛の部で、掛川市下垂木の畜産農家堀内慎也さん(46)が最高賞の農林水産大臣賞を受けた。堀内さんが27日、同市役所を訪ね、久保田崇市長に喜びを報告した。
110頭の中から最高賞に輝いた。餌の量とタイミングを一定にし、牛の様子を常に観察したという。高い脂の質が評価された。堀内さんは「掛川で生まれ育った牛が賞をもらいうれしい」と喜んだ。父敏夫さんも2008、09年に受賞しているといい、堀内さんは「父の背中を見ていて、農林水産大臣賞を目標にしていた。飼料の価格が高騰し苦しい中でとれたのがよかった」と振り返った。
掛川牛は脂がくどくなく赤身とのバランスがよいことが特徴。掛川牛が県畜産共進会肉牛の部で最高賞を受賞するのは3年連続となった。