使用済みおむつは燃料に 掛川市ごみ減量会議 3月に提言書
ごみを燃やさずに資源化する仕組みを検討する掛川市の「おむつリサイクル・ごみ減量推進会議」は25日、市役所で最終会合を開き、使用済み紙おむつは同等製品に再生するよりも固形燃料化する方が実現可能性が高いなどとする検討結果を整理した。紙おむつや製品プラスチックなど4品目の方向性を取りまとめて、3月14日に久保田崇市長に提言書を提出する。
比較的ハードルが低い製品プラスチックについては、2025年度にモデル地区を設定して実証実験を行い、26年度に市内全域で導入するよう求める。ごみ分別の細分化に関しては、市民や事業者の理解促進と地域負担軽減の観点が重要との認識で一致した。
推進会議は地域団体の代表や有識者ら8人で構成し、23年5月から計6回の会合で新たな資源循環の仕組みを議論してきた。
(掛川支局・高林和徳)