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清掃登山でマナーも向上 沼津アルプスで96三南会、啓発に貢献「ごみは年々減っている」

 静岡県東部の登山愛好家らで構成する「96三南会(クンロクサンナンカイ)」が長年、登山を楽しみながら地元の沼津アルプスを中心に清掃活動に励んでいる。毎年1回の「清掃登山」として定着していて、メンバーは「ごみは年々減っている」と、奉仕活動が登山客のマナー向上などの啓発につながっていると喜ぶ。

清掃活動に参加したメンバー=沼津市内(96三南会提供)
清掃活動に参加したメンバー=沼津市内(96三南会提供)
96三南会のメンバー=沼津市内(96三南会提供)
96三南会のメンバー=沼津市内(96三南会提供)
清掃活動に参加したメンバー=沼津市内(96三南会提供)
96三南会のメンバー=沼津市内(96三南会提供)

 同会は2023年で結成25年を迎えた。三島市を拠点に会員約70人が所属し、毎月2、3回、全国の山々を歩いている。
 清掃登山は「身近な山や利用させてもらっている自然に恩返しができないか」と08年から開始した。当時は登山道周辺のごみの多さも気になっていたという。
 23年12月の清掃登山は沼津市多比から大平山、鷲頭山などを経由して横山峠付近で降りるルートで、約4時間歩いた。景色や自然を楽しみながら、菓子袋やペットボトル、缶などを回収。遠方から訪れたグループとも交流し、ごみの持ち帰りを呼びかけた。
 同会事務局の根上静夫事務局長は「昔と比べるとマナーも向上し、観光資源の一つとして魅力を増している。これからも多くの人に登山を安全に楽しんでほしい」と強調する。
 (東部総局・田中秀樹)

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