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工事現場 仮囲いにアート 建設会社とNPO企画 沼津 特支生ら7人の力作 除幕式

 大場建設(三島市)と県東部の特別支援学校に通う児童生徒の母親でつくるNPO法人「こころのまま」(沼津市)は、高齢者施設の工事現場(同市原)に障害のある子どもによるアートを施した「仮囲いアート」を設置し、22日に除幕式を開いた。

仮囲いに描かれた作品を手がけた子どもたち=沼津市原
仮囲いに描かれた作品を手がけた子どもたち=沼津市原

 両者は2021年から、工事現場の仮囲いに子どもの作品を描く取り組みを続けている。今回の現場は国道1号に面する目立つ場所。除幕式には関係者約30人が集まり、幅1・5メートル、高さ1・8メートルのパネル5セットが披露された。約半年間設置する。
 3回目の今回は、特別支援学校に通う高校生や卒業生7人が明るい色を多用し、動物や重機の絵や背景、文章を手がけた。杉山潔社長は「未来を担う子どもが誇りに思える国にするため、少しでもできることをやりたい」とあいさつ。障害ある子の就労機会を広げる活動に力を入れる同NPOの沼田潤代表は「東部特別支援学校の近くで、子どもの得意分野を地域の方に知ってもらえる機会をつくっていただき、ありがたい」と謝意を述べた。
 (東部総局・菊地真生)

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