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会派勢力図変わらず 自民上積み、ふじも維持 静岡県議選

 静岡県議会各会派は10日、県議選の開票結果を受けて勢力固めに着手した。単独過半数を維持した最大会派自民改革会議は議席数を上積みして40議席を確実にする一方、第2会派ふじのくに県民クラブも改選前の17議席を確保するめどが立った。県議会の勢力図は大きく変わらないもようだ。
 無所属で当選した新人と元職は推薦を除いて計8人で、各会派が取り込みを本格化させている。
 自民改革会議は現職33人のほか、公認と推薦の新人計5人が当選した。県議選前に公認を受け、近く会派入りする大石健司氏(牧之原市・吉田町)を含めると改選前の39議席と並び、さらに自民支部の推薦を受けた新人の入会を見込むと40議席は固い。
 一方、野党に籍を置く現職や非自民系の無所属でつくるふじのくに県民クラブは現職13人が当選した。引退議員の後継となった国民民主党の新人1人と、無所属新人3人は会派入りが内定。別の無所属新人にも入会を働きかけるとしている。
 公明党は現職4人と新人1人が当選し、改選前と同じ5人で会派を組む。共産党は静岡市葵区の現職と浜松市中区の元職がともに落選し、議席を死守できなかった。
 今回の県議選は知事不信任決議案の可決ライン「51議席」を巡る攻防が焦点となった。川勝平太知事と距離を置く自民や公明などの勢力が51議席に到達する可能性は低く、無所属議員の動向が引き続き注目される。

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