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怒ってはいけないバレー大会 指導者のパワハラ撲滅へ 吉田で開催

 暴言などスポーツでのハラスメント撲滅を目指し、「監督が怒ってはいけない大会」と題したバレーボール大会がこのほど、吉田町の町総合体育館で開かれた。指導者らは前向きな声かけで選手らのプレーを後押しした。

笑顔でプレーする選手ら=吉田町の町総合体育館
笑顔でプレーする選手ら=吉田町の町総合体育館


 テーマに掲げた「怒ってはいけない大会」の開催は、元バレーボール女子日本代表の益子直美さんが代表理事を務める一般社団法人(福岡県)が中心となって2015年から全国各地で展開している。県内では初の試みで、「最大限に楽しむ」「怒らない」「チャレンジする」の理念に賛同した県内の大学や高校、クラブチームの指導者有志らが大会を主催し、大学、高校、社会人から女子14チームが参加した。
 会場内では白熱した展開の中でも温かい声援が飛び交った。大会運営委員長の塚本博之静岡産業大藤枝キャンパス女子バレーボール部監督は「スポーツを通じた学びで大切なのは挑戦する気持ちを育むこと。選手がミスをした際に指導者としてただ怒るのではなく、成長を促す新たな指導方法を探るきっかけにしたい」と話した。
 (榛原支局・足立健太郎)

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