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第三静岡学園 通信制高校「なごみ高」開設へ

 静岡市駿河区の学校法人第三静岡学園が、専修学校の静岡学園早慶セミナー(同区)を来年3月末で廃止し、来年4月に通信制・単位制の高校「静岡学園なごみ高」(仮称)を開設する方針を固めたことが14日までの関係者への取材で分かった。認可されれば県内に法人本部を置く私立の通信制・単位制の高校はキラリ高(吉田町)に次いで2校目になる。
 新校は早慶セミナーの施設を活用し、開設に伴い教員を増員してスクールカウンセラーも配置する方針。入学定員は1学年80人を予定し、中学校や高校で出席日数が少なかったり、不登校だったりした生徒の受け皿を想定しているという。学校設置計画は8月の県私立学校審議会で承認された。
 単位制のため学習の理解度や生徒のペースに合わせて授業を選択できる。卒業すれば大学の受験資格を得られる。同法人の牧野秀則理事長は「高校の既成概念を払拭する学校を目指す」とコメントした。
 早慶セミナーは1953年に予備校として開校し、各種学校や専修学校として運営されていた。同校の教育を受けるだけでは大学の受験資格は得られず、県外に法人本部を置く通信制高校と提携していたが、二重学籍による授業料などの負担が課題になっていた。現在の在校生は新設の通信制高校に編入される見通し。

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