テーマ : 吉田町

「子どもの居場所」静岡に整備 NPO法人が常設施設 県のふるさと納税利用

 静岡市内で子ども食堂を運営するNPO法人「静岡市子ども食堂ネットワーク」(駿河区)はこのほど、県のクラウドファンディング型ふるさと納税制度を活用して同区中田に「子どもの居場所」として整備した常設施設を公開した。県や賛同企業の関係者ら約30人が参加し、完成を祝った。

「子どもの居場所」として整備した常設施設を紹介する飯沼理事長(左)=静岡市駿河区中田
「子どもの居場所」として整備した常設施設を紹介する飯沼理事長(左)=静岡市駿河区中田

 同施設は新聞販売店などに使われてきた平屋建ての空き店舗を改装。対面式キッチンが設けられ子ども食堂として使われるほか、学習支援、保護者からの相談受け付けなども含めて週2回程度の稼働を想定する。同市葵区の家具製造「ユーロ工房」が施設内で展示販売する家具や、ダイドードリンコ中部営業部(吉田町)が置く飲料自動販売機の売り上げの一部が、施設運営費に充てられる仕組み。同NPOの飯沼直樹理事長(54)は「活動に対する理解を深め、葵区や清水区でも同様の施設を作りたい」と意気込んだ。
 2022年度、同制度に応募した同NPOには目標額の250万円を上回る寄付が寄せられた。県こども家庭課の村松規雄課長は「子どもの居場所づくりを巡る地域の要望は年々高まっている」と期待を示した。

いい茶0

吉田町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞