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船舶衝突 16隻に倍増 23年、清水海保 過去10年2番目

 清水海上保安部は17日までに、管轄する沼津市から湖西市にかけての海域における2023年の事故発生状況を発表した。船舶の衝突海難が前年比2倍の16隻と急増し、過去10年で2番目の多さとなった。
 同海保によると、衝突の大半が、航行中のよそ見や漂泊中に周囲を見ていなかったなどの見張り不十分により発生していた。
 全体の船舶海難は39隻で、死者・行方不明者は1人(前年比2人減)。昨年12月、釣り目的で出港したとみられるプレジャーボートが沼津市の海岸に漂着し、船主が行方不明のままとなっている。
 人身海難は前年比11人減の31人。16人を占めたマリンレジャーでは、釣りが最多の6人だった。釣りでは5人が救命胴衣を着用しておらず、3人は死亡・行方不明となっている。
 同海保では、救命胴衣の着用や行き先と帰宅時間などの予定を伝えて出かけること、単独行動を避けることといった安全な海上活動のための要点を引き続き周知する方針。

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