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アマ落語 定期で楽しんで 大手町会館拠点「芸能振興の場へ」 沼津の団体 「お気楽寄席」27日から

 沼津市内のアマチュア落語家や講談師でつくる「沼津落語講談協会」が発表の場として市中心部で寄席を開催し、人気を集めている。1月からは「沼津お気楽寄席」と銘打って3カ月に1回開き、腕を磨いた話芸を披露する。

(提供写真)アマチュア落語家が出演し、人気を集める沼津落語講談協会の寄席。1月からは会場を移して開催する=沼津市大手町
(提供写真)アマチュア落語家が出演し、人気を集める沼津落語講談協会の寄席。1月からは会場を移して開催する=沼津市大手町


 同協会は2022年、市芸術祭「沼津寄席」の出演者9人を中心に結成した。新型コロナウイルスの影響で高齢者施設慰問など発表の場がなくなったこともあり、試行的に独自公演を企画。23年5~9月に市中心部にある新仲見世商店街の呉服店の一角を借り、月1回寄席を開いた。市内だけでなく、県外のアマチュア落語家も出演。毎回40人程度の観客を集めて軌道に乗ったことから、1月からは大手町会館(同市大手町)に場所を移し、古典芸能の振興や愛好家交流の場となることを目指す。
 「羅針屋楽友」の名で講談を演じる同協会の原信也さん(67)は「沼津で活動するアマチュア落語家や講談師がこれだけいることを知ってもらいたい」と来場を呼びかける。
 沼津お気楽寄席の初回は27日午後2時から。入場無料で定員50人。問い合わせは原さん<電090(3939)6191>へ。
 (東部総局・尾藤旭)

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