掛川の茶園で茶草場農法学ぶ 聖隷クリストファー小
浜松市北区の聖隷クリストファー小5年生23人がこのほど、掛川市東山の茶園で茶草場農法を体験した。探究学習で生物多様性について調べていて、生態系の維持につながる茶草場農法を採用する農家が多い東山地区を実習先に選んだ。
児童は粟ケ岳山頂の世界農業遺産茶草場テラスを運営する「茶文字の里東山」の茶園で、同社の杉山敏志さんから農法を学んだ後、干した草を茶園に敷いて踏みならした。多賀美月さん(11)は「(草が)重かった。お茶をつくっている人の苦労が分かった。踏んだらふかふかしていた」と話した。
茶草場農法は茶畑周辺のササやススキを刈り取って干したものを有機肥料として活用する。茶畑に敷くことで、日陰ができて生態系の維持につながるほか、保水力が向上するとされる。