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テーマ : 掛川市

掛川城に鮮やかアート 掛川東高美術部、制作2カ月の大作

 6月から大規模な修復工事が始まる掛川市の掛川城で、工事に向けて設置された歩行者用通路に掛川東高の生徒が色鮮やかな絵を描いた。掛川大祭で披露される仁藤町の大獅子やユニークな形が特徴の横須賀凧(たこ)、お茶など地元の伝統文化をテーマに、2カ月かけて大作を仕上げた。21日にお披露目された。

歩行者用通路の壁と天井に絵を描いたJIROさん(左)と生徒=掛川市の掛川城
歩行者用通路の壁と天井に絵を描いたJIROさん(左)と生徒=掛川市の掛川城

 通路は掛川城公園内で石垣の積み直し工事を行う場所に設けられた。長さ6メートル、幅2メートル、高さ3メートルの通路で、両壁と天井の3面に自由な発想で作品を表現した。参加したのは同校美術部の有志10人と御前崎市の画家JIROさん(33)。JIROさんは片方の壁に山と海、クジラの親子など自然の中にある命を表現し、天井には大きな手を描いた。
 部長の竹田セレナさん(17)は「掛川を題材にしたいと考えた時、祭りが思い浮かんだ。制作した2カ月はあっという間で貴重な体験をすることができた」と話した。
 通路の絵は掛川城にアートを取り入れようと始めた「掛川城アートプロジェクト」の一環。同市西大渕のアートギャラリー「THE DRAMA」がディレクターとなって進めている。
 

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