室伏スポーツ庁長官 静岡のアリーナ候補地視察「活性化の核に」
室伏広治スポーツ庁長官(沼津市出身)が20日、静岡市に田辺信宏市長を訪ね、アリーナやスタジアムなどのスポーツ関連施設を官民連携で整備する政府の方針をトップセールスした。市がアリーナの誘致を目指している候補地のJR東静岡駅北口市有地などを視察した。
スポーツ庁は地方自治体に対し、アリーナやスタジアムの建設にPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式を採用するよう促している。室伏長官は「民間の創意工夫を生かすことで行政負担を大幅に削減できる。(施設整備が)地域活性化の核となるよう後押しする」と述べた。
JR東静岡駅北口市有地は2・4ヘクタールで、市によると、約30年前からアリーナの整備構想がある。現在は「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」と銘打ち、ローラースケート場として暫定活用している。市はアリーナ誘致に向けて設置した有識者検討委員会の意見を踏まえ、基本構想に当たる「誘致方針」を3月までに取りまとめる。