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御前崎市長選と市議選告示 市長選は2新人一騎打ち、市議選21人の激戦

 任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(定数13)が7日、告示された。市長選はいずれも無所属の新人で、環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)が立候補を届け出た。同市に立地する中部電力浜岡原発再稼働の是非や市の財政健全化、経済活性化が主な争点。市議選は計21人(現職10人、新人11人)が出馬した。

御前崎市長選に立候補し、第一声を上げる㊧下村勝氏と㊨青田修二氏

▶御前崎市議選 立候補者の一覧(定数13/立候補者21)
 市長を2期8年務めた柳沢重夫氏の後継指名を受けた下村氏は、脱炭素社会の推進や教育の充実を訴える。青田氏はインフラ整備による観光振興や人口減少対策などに注力し、市政刷新の必要性をアピールする。
 投票は14日午前7時から午後8時に市内11カ所で行われ、午後9時から新野体育館で即日開票される。期日前投票は8日から13日まで、市役所と市役所御前崎支所で受け付ける。
 6日時点の選挙人名簿登録者数は2万5110人(男1万2804人、女1万2306人)。

下村候補「未来の人材育成に重点」  下村勝候補は御前崎市池新田の事務所前で支援者らを前に第一声を上げた。教育の充実を重点公約に掲げ、小中学生が海外と交流する機会を増やすと強調。地域の観光産業を支える基盤として「(グローバル社会で)未来を担う人材を育成する」と力説した。市が抱える諸課題に対し「急激な変化よりも地道に解決したい」とし「未来を明るく照らす市政をしたい」と語った。

下村勝(しもむら・まさる) 54 無新
 ▽現=環境技術開発会社役員▽元=静岡大グローバル共創科学部教授。同大院修了。御前崎


青田候補「夢と希望持てるまちに」  青田修二候補は御前崎市池新田の事務所前で出陣式に臨み「市民のために365日働ける、皆の心の中にいる市長でありたい」と論戦の口火を切った。市民は変革を求めているとし「子どもたちが夢と希望を持てるまちに変えていかなくてはならない」と指摘。中部電力浜岡原発を取り巻く問題と正面に向き合う覚悟を示し「いつまでも原発頼りの市ではならない」と訴えた。

青田修二(あおた・しゅうじ) 53 無新
 ▽現=無職▽元=海外医療支援団体理事長、廃棄物処理施設企業代表。神奈川県立豊田高卒。池新田

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