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テーマ : 編集部セレクト

⚽ジュビロ磐田不発、名古屋に0-1 3連勝ならず J1第8節

磐田―名古屋 前半、ドリブルで攻め込む磐田・松本(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉) 明治安田J1リーグは13日、各地で第8節が行われ、磐田は名古屋に0-1で敗れた。
①ヤマハ▽観衆13135人
名古屋 4勝1分け3敗(13) 1(1―0 0―0)0 磐田 3勝5敗(9)
▽得点者【名】倍井(1)

【評】磐田は名古屋に零封負けした。
 磐田は序盤から球を保持できず前半8分、クロスがそのまま流れ先制を許した。相手は前半終了間際に退場者を出したが、決定機をつくれず1点リードを許して折り返した。
 後半は守勢に回る相手に対し、選手交代で攻勢を掛けた。ペイショットに球を集めて起点をつくり29分には古川が決定機を迎えた。さらにジャーメイン、ブルーノジョゼが相手ゴールに迫ったが、得点を奪えなかった。


数的有利生かせず 切り札・古川も不発 磐田―名古屋 後半、相手と激しく競り合う磐田・古川(左)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)  前半で退場者を出し1人少なくなった相手を攻略できなかった。磐田は守りに徹した名古屋を最後まで崩せず、手痛い3試合ぶりの零封負けを喫した。勝てばJ1で7年ぶりとなる3連勝だったが、勝ち点1すらも逃した。1万3千人余りが訪れ、リーグ戦ホーム入場者が700万人を突破したが、ため息に変わった。
 1点を追う磐田が攻勢に転じたのは後半だ。切り札のMF古川を左サイドに投入し5人がゴール前を固める相手を崩しにかかった。だが、前線で待つFWジャーメインやペイショットにいい形で球が入らない。「中央がすごく堅くて難しかった。最後の質が勝負を分けた」と古川。ペイショットとのワンツーで放ったシュートも枠を外した。
 7試合で7得点を稼ぐジャーメインも前を向かせてもらえずいら立ち警告を受ける場面があった。「前線の選手がもっと工夫すれば良かった」とした上でチームとしても「放り込むか球を動かすか共通意識が足りなかった」と反省する。後半36分には右足でシュートを放ったが、無情にもポストにはじかれた。
 横内監督は「したたかさを発揮された」と10人で勝ちきった相手をたたえるしかなかった。次節敵地で対戦する近い順位の福岡も堅守を誇り、同じような展開に持ち込まれる可能性はある。「まず先に取られず先制点を取る」とジャーメイン。2連勝で上り調子になりかけたムードを壊さないため、連敗だけは避けたい。
(運動部・名倉正和) GK川島 「古巣意識せず」最少失点 磐田―名古屋 名古屋に敗れ悔しい表情を見せる川島(中央)ら磐田イレブン=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)  元日本代表GK川島が2004年から3年間在籍した古巣の名古屋と対戦した。「あまり意識はしていない。チームが2試合勝ってきた中で、上に行くためにどういう戦いができるか」と私情は挟まずピッチ上に集中し、ゴールを守った。
 序盤、左右に揺さぶられる形で先制点を許し、3試合連続無失点とはならなかった。「立ち上がりも含めてしっかりした形で入れるように突き詰める」と反省。それでも最少失点でしのいで試合をつくった。開幕から8試合連続でフル出場する守護神は「毎試合はっきりした意識を持って勝てる可能性を上げていくのが大事」と次戦に向け前を向いた。

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