「渡りチョウ飛来楽しみ」 掛川の住民や児童、フジバカマ植栽
掛川市土方地区の住民でつくる「土方アサギマダラの会」は10日、アサギマダラが秋に集まるフジバカマの苗を土方小の花壇に植えた。会員と3年生26人が参加した。
アサギマダラは旅するチョウとして知られ、あさぎ色の羽が美しいと人気がある。児童は20センチほどに成長した苗を17株植えたあと、土の上にわらをかぶせて水やりした。藤本皐さん(8)は「アサギマダラが来るのが楽しみ」と話した。
同会は3月に発足した。現在の会員は13人。地元の子どもたちが不思議で神秘的なチョウを目で見て肌で感じられるよう、環境を整備する。会長の鷲山哲朗さん(78)は「教室の窓からアサギマダラが見えるようになれば」と語った。
11日には城東中の花壇にもフジバカマを植える。