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武将なりきり“幻の城”PR 家康ゆかり 城之崎城跡(磐田)でフェスタ 子ども練り歩きや絵画展示

 徳川家康が建造に着手し、未完成のまま放棄された幻の城「城之崎城」をPRするイベント「いわた城之崎城フェスタ」(磐田市主催)が18日、城跡に建つ同市見付の磐田城山球場で開かれた。子どもらによる「なりきり磐田武者行列」など多彩な催しが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。

段ボールの甲冑で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場
段ボールの甲冑で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場
段ボールの甲冑(かっちゅう)で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場
段ボールの甲冑(かっちゅう)で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場
段ボールの甲冑で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場
段ボールの甲冑(かっちゅう)で戦国武将になりきる子どもら=磐田市見付の磐田城山球場

 城之崎城は、遠州に進出した家康が最初に拠点にしようと建造を始めたが、武田軍の侵攻に備え引馬城(後の浜松城)に移ったため完成しなかった。本曲輪(くるわ)跡に球場が建てられていて、土塁跡が今も残る。市は大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、地元の歴史を再認識してもらおうとイベントを企画した。
 武者行列では、段ボールで作った甲冑(かっちゅう)を身につけ戦国武将を演じる地元の子どもら約50人が、市イメージキャラ「しっぺい」やジュビロ磐田の「ジュビロ君」「ジュビィちゃん」などとともに会場を練り歩いた。市内小中学生が完成した城之崎城を空想した絵画の展示や、球場周辺の土塁や堀の跡を回って写真撮影するウオークラリーなども行われた。
 若き日の家康が着用したとされる金陀美(きんだみ)具足のレプリカをまとって武者行列に参加した草地博昭市長は「家康公ゆかりの歴史を大切にし、次世代へ引き継ぎたい」とあいさつした。
 (磐田支局・八木敬介)

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