テーマ : 美術・絵画・写真

富士山世界遺産登録10年 掛け軸「富士飛鶴図」など都内で初公開

 静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市)は4、5日、富士山の世界文化遺産登録10周年を記念した企画展「富士山 芸術の源泉」として、富士山の文化や歴史を象徴する収蔵品を都内で初めて展示する。首都圏での同センターの認知度向上や、世界文化遺産としての価値を再認識する機会につなげる。

「富士飛鶴図」を展示する職員=東京都港区の東京美術倶楽部
「富士飛鶴図」を展示する職員=東京都港区の東京美術倶楽部

 会場の東京美術倶楽部(東京都港区)では3日、職員が掛け軸や屏風(びょうぶ)13点を飾った。同センターでも一堂に会すことのない名品ばかりで、12点はセンター以外で初めて展示する。
 江戸幕府14代将軍徳川家茂が米国大統領に向けて贈った掛け軸「富士飛鶴図」が目玉。初代将軍徳川家康とみられる人物が清見寺(静岡市清水区)を訪れる様子が描かれた「富士三保清見寺図屏風」も披露する。
 入場無料。企画展ではセンターの研究員や県立美術館の学芸員らが、富士山の芸術文化に関する講演も行う。

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