テーマ : 美術・絵画・写真

白糸で川の流れ表現 静大出身平川さん個展 18日まで

 鹿児島県在住で静岡大出身の美術作家平川渚さん(43)の個展「流路の庭」が18日まで、静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバで開かれている。

川の流れに見立てた平川さんのインスタレーション=静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
川の流れに見立てた平川さんのインスタレーション=静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

 メインは、帯状に編んだ白糸を川の流れに見立て、芝生広場全体に広げたインスタレーション。その土地、場所の過去に思いをはせて糸による作品を発表してきた平川さんは、広場周辺にかつて安倍川の分流が流れていた説や、古代東海道の往来があった歴史から創作したという。「糸は場所に添い、雨も風も通す抵抗しない強さがある。現在の景色を借景に、見えないものを想像する『見立て』を楽しんでほしい」と話す。
 10、11の両日午後1~4時、ワークショップを開く。同市内で採取した土で作った泥絵の具で石に模様を描く。参加無料で事前申し込み不要、雨天中止。

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