テーマ：美術・絵画・写真

沼津とカナダ　架け橋に　バンクーバー拠点のイラストレーター　笠井さんが市長訪問

東部総局　菊地真生

　カナダ・バンクーバーを拠点にイラストレーター・絵本作家として活躍する沼津市出身の笠井香織さん（５４）が２５日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に活動を報告した。

頼重市長に活動を報告した笠井さん（右）＝沼津市役所

　笠井さんは一時帰国中。現在は世界のビーチがテーマの絵本を制作中で、バンクーバーと沼津の海も登場させるという。地元の同級生の協力で、実家をミニギャラリーに改装していることも紹介した。「沼津の魅力はカナダの友人にも伝え続けてきた。沼津に招き、アートと音楽でつなげたい」と意欲を語った。
　頼重市長は「カナダと沼津はフェンシングでの交流もある。文化の架け橋となってほしい」と期待した。
　笠井さんは１９９４年にバンクーバーへ渡り、現地の大学在学中にイラストやオブジェを使ったビデオ作品でパナソニックカナダ賞を受賞。「ＳｌｅｅｐｌｅｓｓＫａｏ（スリープレス・カオ）」名義で日本、米国、カナダなどで個展を開く。ＣＧアニメの制作指導、現地雑誌の日本語版編集などにも携わっている。

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