テーマ : 美術・絵画・写真

勇気伝える絵本原画50点 北区 作家のオオタさん作品展 浜松市

 浜松市南区の絵本作家兼造形作家オオタマキ(本名・太田真紀)さんが手がけた絵本の原画展が12日、浜松市北区三方原町の浜松いわた信用金庫三方原支店・葵西支店併設のギャラリーポテトで始まった。パステルや水彩、色鉛筆などさまざまな画材で描いた約50点が並ぶ。18日まで。

絵本の原画展を初めて開いたオオタマキさん=浜松市北区三方原町のギャラリーポテト
絵本の原画展を初めて開いたオオタマキさん=浜松市北区三方原町のギャラリーポテト

 昨年1月、ことし8月に出版した2冊を紹介している。「天野ジャックはイバりん坊」は、ひねくれ者の男の子とおとなしい女の子が、戦争により変化していく考え方に流されずに声を上げ、世の中を少しずつ変えていく物語。勇気を持って行動することの大切さを伝えている。「魔女と魔法使い」も、戦争や環境問題がテーマになっている。
 オオタさんは「紙と人が接して生まれる温度や触感など、デジタルじゃない手描きの良さを伝えたい」と初の原画展開催を決めた。「子どもからお年寄りまで誰でも手に取って読めるのが絵本の魅力。特に大人に読んでほしい」と話す。
 会場には宇宙や昆虫をモチーフにしたオブジェや食器など、ガラス造形作品50点以上も展示し、絵本の世界観を表現している。

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