テーマ : 美術・絵画・写真

障害ある人の才能、アートで発信 浜松・東区で30点展示

 浜松市内の障害者施設利用者らの絵画展が17日、東区のイオンモール浜松市野で始まった。市内などの企業、団体が2022年4月に発足させた「irodoriプロジェクト」が初めて企画した。21日まで、クレヨンや色鉛筆、ペンで描いた約30点を紹介する。

作品を紹介する清水さん=浜松市東区のイオンモール浜松市野
作品を紹介する清水さん=浜松市東区のイオンモール浜松市野

 障害のある人のアート作品を多くの人に知ってもらい、新たな才能を浜松から発掘しようと始まったプロジェクト。発足から約1年の準備期間を経て開いた作品展で、100色以上の色鉛筆を使った「鬼」や紙を一枚一枚よって完成させた「ヒマワリ」などが来場者を楽しませている。
 高校在学時から約20年にわたり、鬼をテーマに制作を続ける中区の清水優旭さん(35)は「鬼は人のつらさや悲しみを明るい世界に連れて行ってくれる存在。絵を見て心を落ち着かせてもらえれば」と話した。
 開幕セレモニーではプロジェクトの高安紀足代表が「直感的に訴えかけるような作品を厳選した。作品展が、作者と市民、地元企業などの出会いの場になってほしい」と期待を寄せた。

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