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テーマ : 掛川市

デジタル茶況(5月7日)遅場所中心の顔ぶれに

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地の顔ぶれが中西部から東部や本山筋の山間部などの遅場所中心に切り替わりつつある。降雨の影響による取引小休止を見越した買いはあったが、「二茶を売っているような感覚になる相場」(市中あっせん業者)が続く。
 一茶生産を終え、番茶を出荷する産地も出始めた。郡部茶商は「番茶が本茶の値段と同じか、場合によっては高いケースもある」と話す。
 藤枝 JA大井川藤枝工場は7工場から11口1652キロが上場し、3600~1350円で取引された。高値は藤枝かおり。1000円台後半が中心。雨と値段の影響で買い手が多く、片付きは早かった。
 島田、金谷、川根 JA金谷センターには、20口1万2782キロが上場した。1000円前後の取引が多かった。
 榛原、相良 前日に続いて1000円台前半の取引が目立った。雨を受けて一茶生産を終えた生産者もいた。
 掛川、小笠 掛川茶市場の中心価格は1400~1300円。3割の工場が一茶の生産を終えた。生産者は「丁寧な管理をして二茶に備えたい」と話す。
 袋井、森 森は1300円前後が取引の中心とみられる。出回りは膨らんだ。ある生産者は7日の降雨を受け、「(一番茶の)終盤にいらない雨が降ってしまった。摘採のめどが後ろにずれ込んだ生産者もいる」と話した。

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