「ブックフェスタ」記念書籍 静岡で寄贈式 県内公立図書館に配布
静岡県内の書店と図書館が異例のタッグを組み、本の魅力を広く発信した昨秋のイベント「ブックフェスタしずおか」の軌跡をまとめた記念書籍の寄贈式が16日、静岡市駿河区の県立中央図書館で開かれた。書籍計97冊が順次、同館と県内市町立図書館に配布される。
イベントは本に関するトークセッションやブックマルシェなどを県内80カ所で31日間にわたって開き、3万人以上が参加した。焼津市の私設図書館「みんなの図書館さんかく」を運営する一般社団法人トリナスが中心を担い、開催までの道のりや当日の様子をまとめた書籍「ブックフェスタしずおか 本がひととまちを繋いだ31日間」を発行した。
寄贈式ではトリナスの土肥潤也代表理事(28)が「図書館、書店、古本市など、県内の本に関わるプレーヤーを網羅的に紹介した」と同書を紹介し、県立中央図書館の柴雅房館長(59)と同館の杉本啓輔主任(30)に目録を手渡した。