沼津市総合体育館公開 開放的なつくりが特徴 トレーニング室、弓道場、キッズスペース…
3月1日に開館する沼津市総合体育館の内部が22日、報道陣に公開された。市民が個人利用できる卓球場や弓道場、トレーニング室などは開放的なつくりが特徴。市総合体育館整備室の植松伸浩室長は「新体育館が市民の“スポーツショールーム”として、スポーツに親しむきっかけとなれば」と期待する。
民間資金活用による社会資本整備(PFI)で建設した。PFI事業者を構成するスポーツ用品メーカー「ミズノ」が運営管理する。
高校生以上が利用できるトレーニング室は大きなガラス窓を配し、ランニングやウエートトレーニング、音波振動を用いた機器など35台を設置した。弓道場は、体育館と隣接の立体駐車場を結ぶデッキや、面した道路から様子がうかがえる設計。1階には卓球場やフェンシングでの利用も可能な多目的室、キッズスペースや、性的少数者に配慮した多目的更衣室も設けた。
スポーツアリーナの観覧席外周には選手が準備運動で使える220メートルのランニングコースも整えた。隣接する市民文化センター側にも出入り口をつくり、イベントなどで体育館との一体的な活用も可能になる。
同館は26日に市民が参加できる事前イベントを開く。一般利用の開始は3月1日で、既に予約を受け付けている。