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テーマ : 事件事故しずおか

静岡人インタビュー「この人」 全国優秀警察職員表彰を受賞した 相沢大輔さん(掛川市)

 1984年4月拝命。主に捜査1課など刑事畑を歩み、殺人や強盗、傷害をはじめとする困難かつ重要な事件を解決に導く功績が評価された。現在、磐田署刑事課強行犯上席係長を務め、卓越した捜査技術を生かして若手の育成にも尽力する。愛知県岡崎市出身。警部補。58歳。

相沢大輔さん
相沢大輔さん

 -受賞の感想は。
 「これまで携わってくれた上司や先輩、同僚の指導助言のおかげで受賞することができた。約40年の警察人生を支え、理解してくれた家族にも感謝している。苦楽をともにした捜査1課のOBからもたくさんの連絡を頂き、改めて賞の重みを感じた」
 ―印象に残っている事件は。
 「捜査1課係長時代の2007年から4年間、県西部で殺人関連の捜査本部事件が立て続けに5件あった頃が印象深い。全ての事件で犯人逮捕につなげ、このうち2件は取り調べにも携わった」
 -取り調べなどで心がけていることは。
 「自分の聞きたいことを全面的に出すのではなく、言い訳やうそであっても、まずは被疑者の話を聞いて相手との信頼関係を築くこと。罪が重たくなればなるほど(被疑者は)なかなか正直に言えない。矛盾点は突くが、追及ばかりしても本当の真実は導き出せないと思う。若手には、常日頃から相手の話に耳を傾けることで、聞き込みや取り調べに通じるということを、経験を交えて伝えている」
 -今後の抱負を。
 「苦労して犯人を検挙したときの充実感にやりがいを感じ、これまで一度も警察を辞めたいと思ったことがない。被害者がいることを考え、被害者の思いを胸に、今後も国民の期待に応えられるよう仕事に励む。そして後進の育成にも努めたい」
 (磐田支局・崎山美穂)

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