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テーマ : 事件事故しずおか

新幹線でスプレー誤噴射の男性 浜松中央署が書類送検 安全装置不適切装着か

 JR浜松駅で2023年12月、停車中の新幹線内でクマよけ用スプレーが誤噴射された事件で、スプレーを所持していた首都圏在住の男性が、発射レバーを固定する安全装置を正しく装着していなかったとみられることが15日、関係者への取材で分かった。浜松中央署は同日までに、過失傷害の疑いで男性を静岡地検浜松支部に書類送致した。
 書類送検は11日付。男性は12月2日午後7時過ぎ、新幹線内でスプレーを誤って噴射させて乗客5人に軽傷を負わせたとされる。
 捜査関係者によると、男性は日帰り登山で友人と共に愛知県東部を訪れ、帰宅途中だった。登山の際、試射するため安全装置をいったん外し、誤った方法で戻したため外れやすい状態になっていたとみられる。
 スプレーは市販品で唐辛子などの刺激成分が含まれていたとされる。男性はリュックサック外側のサイドポケットにスプレー缶を入れていた。リュックを荷棚に置く際、何らかの力が加わってレバーが押されたとみられている。
 JR東海によると、当該車両が運転を打ち切ったほか、後続にも遅れが出て約3万9千人に影響した。

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