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テーマ : 事件事故しずおか

盗難の伝統楽器 欠損状態で発見 浜松市楽器博物館

 浜松市は25日、2022年7月に市楽器博物館(同市中区)から盗難されたパプアニューギニアの伝統楽器「ラトル(通称ガラガラ)」を発見したと発表した。盗難時に防犯カメラに映っていた不審者が再び同博物館を訪れたため、通報を受けた浜松中央署員が確認したところ、この不審者宅から見つかったという。

上部が欠損した状態で回収されたラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)
上部が欠損した状態で回収されたラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)
盗難被害に遭う前のラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)
盗難被害に遭う前のラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)
上部が欠損した状態で回収されたラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)
盗難被害に遭う前のラトル(浜松市創造都市・文化振興課提供)

 市創造都市・文化振興課によると、発見は23年11月7日。職員間で共有していた不審者の容姿と酷似した人物が同日来館したため、複数人で確認した上で同署に通報した。この人物は同署員の任意聴取に対し、窃盗の事実を認めたという。
 同楽器は盗難された当時、同館にテグスで固定された状態で展示され、ケースなどには入っていなかった。発見時は上部が欠損していたため、市は損害賠償金(9万9750円)と不法行為に伴う遅延損害金(4100円)を請求し、12月25日までに納付された。現在は欠損により展示していない。今後の方針は検討中という。

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