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テーマ : 事件事故しずおか

釣り中の人身事故多発 下田海保の管内 初心者来訪増加が背景か

 下田海上保安部は15日、2023年の管内海難事故の発生状況を発表した。人身事故のうち、釣りの最中の事故が18人と、直近5年で最多となった。海保はコロナ禍以降の初心者の来訪増加が背景にあるとみて、注意を呼びかけている。

下田海保管内 釣り中の人身海難事故の推移
下田海保管内 釣り中の人身海難事故の推移

 人身事故全体は85人(死者・行方不明者22人)で、01年の統計開始以来最多だった22年の107人からは減少に転じた。マリンレジャー関連が65人を占めた。
 65人のうち、釣り中の事故が18人(同5人)。最多は遊泳中の22人(同4人)だった。海保によると、特に伊豆半島の東海岸での転落が多く、装備が十分でないまま訪れる愛好家が増加しているという。海保は専用靴や救命胴衣の着用徹底を求めていて、巡回も強化する方針。
 船舶事故は22年比で4隻増の27隻。死者や行方不明者はいなかった。海保は出発前の検査とともに、専門業者による定期点検の重要性を訴えている。

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