神社屋根の銅板 窃盗疑いで逮捕 静岡南署など
静岡南署と静岡県警機動捜査隊は16日、窃盗の疑いで住所不定、無職の男(51)を逮捕した。逮捕容疑は6月中旬から10月初旬にかけて、静岡市駿河区丸子の津島神社本殿と脇社の左口(さぐち)神社など計3カ所の屋根に取り付けられていた銅板約80枚(時価合計50万円相当)を盗んだ疑い。
同署によると、転売を目的にしていたとみられ、盗品捜査の過程で容疑者が浮上した。同署管内では他の神社や寺からも同様の被害が複数確認されており、同署は余罪があるとみて捜査を進めている。
同神社近隣に住む男性(62)は「地域の守り神に対する冒瀆(ぼうとく)。地域の防犯態勢も見直す必要がある」とやるせない思いを吐露した。