焼津中央高チーム最優秀 「SDGs Questみらい甲子園」
持続可能な開発目標(SDGs)について高校生が設定した課題を解決しようと考えたアイデアを発表する「SDGs Quest みらい甲子園」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の県大会表彰式が5日、静岡市清水区の清水テルサで開かれた。最優秀賞には焼津中央高のチーム「中央TTC2」が輝いた。
昨年に続き2度目となった今回は、県内20校から130チーム、計513人が参加した。応募作を吟味し、16チームにアイデアの内容をプレゼンテーションする動画の提出を課した。審査員が実現可能性への説得力や設定した課題に対する共感性、熱意などを評価し、最優秀賞、優秀賞、二つの協賛社賞の受賞4チームを選んだ。
中央TTC2は、卓球部員の視点から割れて廃棄されるピンポン球に着目。部内の廃棄量から県内で年間約2・5トンが廃棄され、再生可能なプラスチック資源になると推定。ボール回収システムの構築と収益化により、二酸化炭素の排出削減につながると提案した。審査員からは「満場一致で最優秀賞だった」と賛辞が飛んだ。
そのほかの受賞チームは以下の通り。
【優秀賞】浜松開誠館高SDGs部(浜松開誠館高)
【MGPLAN賞】さんぼると(三島北高)
【秀英予備校賞】Star hills(星陵高)