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映画「そして、優子Ⅱ」12月公開 沼津でロケ

 沼津市を主なロケ地とし、同市出身の俳優大川航さんや藤木由貴さんが出演する映画「そして、優子Ⅱ」が12月1日から、同市のシネマサンシャイン沼津で先行公開される。佐藤竜憲監督がこのほど市内を訪れ、「沼津の情景を記録した写真集のような映画になった」とアピールした。

「そして、優子Ⅱ」をPRする佐藤監督=沼津市内
「そして、優子Ⅱ」をPRする佐藤監督=沼津市内

 同作は架空の島を舞台に暴力団員の父親(柳憂怜)と2人で暮らす主人公の高校3年生優子(瀬戸みちる)の成長を描く物語。2022年春、同市我入道の海岸や淡島、旧静浦中などで撮影した。シリーズの続編ではなく、決断が苦手だった優子の進化をタイトルの「Ⅱ」に込めたという。
 普通の生活に憧れる優子と、とがった人生に憧れる大川さん演じる同級生浩也の対比を海や山とともに映し、「普通とは何か」を問う本作。佐藤監督は「暑くも寒くもない気候や、海や山、街が凝縮された地形が『曖昧に、進化する』というテーマに合った」と沼津ロケの魅力を振り返る。
 総菜店「桃屋」をはじめ、市内の人々もせりふ付きで登場する。「生活の場としての沼津や、普通の生活の幸福さを見つめなおす機会になればうれしい」と来場を呼びかけた。
 11月25日にチケットを発売し、2週間程度上映予定。1、2日は出演者が舞台あいさつに登壇する。

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