テーマ : 芸能・音楽・舞台

二大作曲家の名曲演奏 富士山静岡交響楽団定演 スダーンさん指揮

 富士山静岡交響楽団は16日、第121回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送共催)を静岡市清水区のマリナートで開いた。

スダーンさん(中央)の指揮で演奏する富士山静岡交響楽団=静岡市清水区のマリナート
スダーンさん(中央)の指揮で演奏する富士山静岡交響楽団=静岡市清水区のマリナート

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など世界の名だたるオーケストラと共演歴があるユベール・スダーンさんを指揮に迎え、シューベルト作曲「交響曲第7番ロ短調『未完成』」、ベートーベン作曲「交響曲第3番変ホ長調『英雄』」を中心にプログラムを組み立てた。ヨーロッパの二大作曲家の代表曲を立て続けに聴かせた。
 指揮棒や指揮台を使わないスタイルのスダーンさんは、膝から両手の指先までをやわらかく使いながら指揮し、楽団員一人一人と対話するように、一音一音を抱きとめるように音楽をつくった。情熱的に演奏を引っ張り、起伏に満ちたシューベルト、ベートーベンの名曲に明瞭さと程よい情緒を加えた。
 最後の1音が消えると観客席から「ブラボー」の声が上がり、集まった約750人は楽団員に大きな拍手を贈った。
 定演は同じプログラムで17日午後2時から、浜松市中区のアクトシティ浜松でも行う。当日券はA席5千円、B席4千円など。

いい茶0

芸能・音楽・舞台の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞