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「ブルターニュ展」 静岡市美術館で開幕 特有の自然、文化描く

 フランス北西部のブルターニュ地方特有の自然、文化を描いた作品を紹介する「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」(静岡市、静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)が5日、静岡市葵区の市美術館で開幕した。

さまざな画家が描いたブルターニュを題材とする作品を鑑賞する来場者=5日午前10時すぎ、静岡市葵区の市美術館(写真部・坂本豊)
さまざな画家が描いたブルターニュを題材とする作品を鑑賞する来場者=5日午前10時すぎ、静岡市葵区の市美術館(写真部・坂本豊)

 ブルターニュ地方は、厳しい自然が特異な地形をつくり出し、ケルト文化の伝統を色濃く残す。19世紀後半から20世紀前半にかけ、多くの画家が足を運び、その壮大な景観や人々の風俗、宗教儀礼などを描いてきた。同展は、同地方にあるカンペール美術館のコレクションを中心に、45作家約70点を展示している。
 印象派を代表するモネ、ゴーギャンが率いてブルターニュで結成されたポン=タヴァン派など、ブルターニュを舞台にした美術の変遷も見ることができる。夫婦で来場した大久保邦子さん(76)=同市駿河区=は「女性の衣装が興味深く、時代性が伝わってくる。遠く離れた地だが、訪れてみたい」と話した。
 会期は10月22日まで。問い合わせは同館<電054(273)1515>へ。

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