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俳優磯村勇斗さんインタビュー 故郷・沼津は「初心に戻れる場所」 PR大使就任

 沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が9日、同市を訪れ、先日任命された市のPR役「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式に臨んだ。本紙のインタビューに応じた磯村さんは、多忙な中でも度々訪れる沼津を「初心に戻れる場所」と表現。故郷への熱い思いを語った。

記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)
記者の質問に答える磯村勇斗さん=沼津市(東部総局・田中秀樹)

 同市中心部の沼津仲見世商店街で育ち、18歳まで沼津で暮らした。「上京後、番組や映画の撮影で沼津に来ることが多くなる中で恩返ししたいと思っていた。子どものころと比べて寂しくなった商店街に、若い人たちで新しい風を吹かせたい」と大使としての抱負を口にする。
 沼津西高時代に地元劇団「沼津演劇研究所」に所属。自身の初舞台で演じたロシアの劇作家チェーホフの喜劇「プロポーズ」を22日、古巣の団員と再演する。オーディションで選ばれた学生たちとも稽古に励む日々だ。劇団の恩師は人気俳優となった磯村さんにも容赦ない。「恩師の厳しさを久々に味わったが、そこには愛がある。高校時代に教わったことは基礎になっている」とかみしめる。若い役者との共演には、「ピュアなまなざしは演技を始めたころの自分を見ている気分」と刺激を受ける。
 俳優としての原点でもある沼津への思いは強い。「沼津でロケをする作品ができたら。フィルムフェスティバルも作りたい」と意欲的だ。一方で世界にも目を向ける。2022年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映された「PLAN75」にも出演した。「世界で戦える役者としての体作りや芝居感、言語を鍛えたい」。沼津と世界。広い視野で今後の健闘を誓った。

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