テーマ : 美術・絵画・写真

志戸呂焼独特の「丹黒」新作展示 15日まで浜松・天竜区

 浜松市天竜区の陶芸家・鈴木青宵さん(54)の個展「黒の世界-丹黒(にぐろ)-」が9日、同区横川の青宵陶房で始まった。志戸呂焼特有の黒色にフォーカスした新作約200点が並ぶ。15日まで。

志戸呂焼の新作約200点が並ぶ鈴木さんの個展会場=浜松市天竜区横川の青宵陶房
志戸呂焼の新作約200点が並ぶ鈴木さんの個展会場=浜松市天竜区横川の青宵陶房

 鈴木さんは約25年前から、室町後期に起源を持つとされる志戸呂焼の制作を始めた。2006年に横川に本拠を構え、研究と制作に打ち込んできた。
 同展には、赤石を砕き、独特の黒色を表現した「丹黒」の作品群が並ぶ。「第25回美濃茶盌展入選作品」の茶わんを始め、花器や食器など、10年以上にわたる作陶の集大成が見られる。
 鈴木さんは「黒にこだわってきて、ようやく統一した作風を出せようになった」と話している。
 午前10時~午後4時。問い合わせは鈴木さん<電090(4233)1743>へ。

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