茶況(2月15日)菊川茶海外輸出へ 市が推進協を設立 基盤構築目指す
菊川市はこのほど、菊川茶海外輸出推進協議会を設立した。菊川茶の海外展開に向けた基盤の構築を目指して市内の茶業関係者が議論する場で、年に2回程度開催する。
市が2023年12月、佐川急便と締結した海外輸出推進に関する連携協定に基づいて、海外需要や傾向を共有し今後の動きを検討する。協議会は市内の茶商や生産者、製造機械メーカーやJAなどで構成する。
初会合は市役所東館で開かれ、関係者9人が出席。海外輸出に当たって注意が必要な点などについて情報交換した。模倣品対策や有機栽培への転換中の収入、工場確保などの課題を指摘する声が上がった。
(掛川支局・山本萌絵佳)