18歳以下に買い物券 掛川市9月補正予算案 防潮堤整備 前倒しも
掛川市は22日、2023年度一般会計に2億8600万円を追加する9月補正予算案を発表した。18歳以下の子供を対象にした買い物券配布事業に1億1500万円を計上するほか、沿岸部に防潮堤を整備する海岸防災林整備推進事業に1億3400万円を加える。
買い物券配布事業は、子育て世帯や市内事業者の支援を狙い、18歳以下の約2万人に対して1人当たり5千円分を配る内容。掛川商工会議所と掛川みなみ商工会の会員店舗約540店で利用できる。財源には物価高騰対策を目的にした国の交付金を充てる。11月下旬の配布を予定している。
防潮堤事業費の増額は、菊川市から県道バイパス工事で発生した土砂6万立方メートルの提供について打診があったため。24年度に予定していた大渕地区の盛り土工事を前倒しで実施して、整備促進と事業費の縮減を図る。
補正後の一般会計総額は515億5700万円。29日開会の市議会9月定例会に提出する。
(掛川支局・高林和徳)