菊川でわかものサミット 全国から参加、活動報告
若者参画のあり方を探る全国イベント「わかもののまちサミット2023」がこのほど、菊川市の常葉大菊川高と市役所で開かれた。高校生や若者支援に関わる人など約200人が出席した。開催地となった菊川市はサミットに合わせて「市こども・わかもの参画宣言」を発表した。
NPO法人わかもののまち(土肥潤也代表理事)=焼津市=の主催。全体会では菊川市市民協働センターが市内で実践される学生による活動を報告し、こども家庭庁の職員は子どもの意見を聞く施策を説明した。福井県でまちづくりに女子高生が関わるプロジェクト「鯖江市役所JK課」に参加する高校生は「大人の常識を押しつけるのではなく、高校生と大人が対等な関係で話し合って形にすることを大切にしている」と活動を振り返った。分科会では地域、行政、学校それぞれの分野で、若者との歩み方を考えた。
菊川市の宣言は高校生や教員、市職員らでつくる協議会が内容を検討してきた。協議会委員や長谷川寛彦市長が「全てのこども・若者が自分らしく自らの想いを表現し参画できる社会の実現を目指します」と宣言を読み上げ、決意を表明した。