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テーマ : 菊川市

静岡人インタビュー「この人」 B&G全国指導者会ゴールド指導員褒賞を受けた 久保徹さん(掛川市)

 掛川市で市民対象のボート教室に参加したのを機にインストラクターを志し、1992年に認定された。市B&G海洋センターで約30年にわたって小中学生にボートやカヌーなど海洋スポーツの魅力を伝え、2021年末に引退した。元ヤマハ発動機社員。65歳。

久保徹さん
久保徹さん

 ―受賞の感想は。
 「非常にありがたいこと。子どもの成長を感じられたことが大きなやりがいだった。意識的に交流を楽しもうと決めて遠征にも同行してきた。カヌーに興味を持ち続けて、進学先の大学で大会に出場した教え子がいた。指導員をやりたいと志願してくれた人も複数いる。たまらなくうれしかった」
 ―心がけた指導法は。
 「子どもたちに目標を決めてもらい、できたことに対して褒める。これが大事。最初は頼りなく感じた子どもが、うまくカヌーを操れるようになるにつれてしっかりしてくる。不思議なことに、子どもと一緒に親も成長する。大きな声であいさつを交わせるようになる。海の力が作用しているかもしれない」
 ―指導員としてのキャリアをどう総括するか。
 「安全管理の意識を根付かせることができた。海は楽しく、同時に危険でもある。万が一の時にどう対処すべきか、どうすれば救命率が上がるかを教えることが大切。意識が当たり前にすり込まれるよう努めてきた」
 ―今後はどのような活動に取り組むか。
 「菊川市を拠点にしたドローン(小型無人機)の団体に入っている。市と災害時の運用協定を締結した。地震や風水害で大きな被害が出た時、現場周辺を空撮して状況を市に伝える役割を担うことになる。積極的に地域に貢献していきたい」

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