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テーマ : 菊川市

京アニ事件で犠牲 大村さんの「どっくんどっくん」 赤れんが倉庫(菊川)に先輩の遺作投影 小沢さん(掛川工高3年)が動画に

 2019年の京都アニメーション放火殺人事件に巻き込まれて亡くなった大村勇貴さん=当時(23)、菊川市、掛川工業高出身=の絵本を投影するプロジェクションマッピングが17日夜、菊川市堀之内の菊川赤れんが倉庫で行われた。同高3年の小沢陸空さんが絵本を動画に編集し、倉庫に色鮮やかな作品を映した。

菊川赤れんが倉庫に投影したプロジェクションマッピング=菊川市堀之内
菊川赤れんが倉庫に投影したプロジェクションマッピング=菊川市堀之内


 投影した作品は生物が誕生してから今日までの38億年の歴史を絵と擬音で表現した「どっくんどっくん」。小沢さんは絵の背景は変えず、生き物と擬音の部分を切り取って動きをつけた。動かす速さや向きを一つ一つ変えて工夫したという。
 擬音は小沢さんの同級生が担当した。倉庫を管理運営するNPO法人菊川まちいきのメンバーらは映像の雰囲気に合わせ、太鼓や木琴などの楽器で効果音をつけた。
 会場には約150人が訪れた。堀之内小6年の鈴木大宝君は「恐竜の絵がかっこよく、音がおもしろかった」と感想を話した。
 (掛川支局・伊藤さくら)

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