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テーマ : 菊川市

菊川河口のサーフィン 「ビジター」にルール発信 愛好家ら講習会

 掛川市の菊川河口付近でのサーファーと漁船の衝突事故防止を目的とした講習会が28日、同市役所大東支所で開かれた。地元サーファー約50人が出席し、遠方から訪れる「ビジター」に注意を呼びかけていくことなどを確認した。

菊川河口付近での事故防止に向け、地元サーファーらがルールを確認した講習会=掛川市役所大東支所
菊川河口付近での事故防止に向け、地元サーファーらがルールを確認した講習会=掛川市役所大東支所

 河口付近は砂がたまりやすく、水深が浅くなるとサーフィンに適した波が立つとされる。菊川河口はかつて地元サーファーが楽しむ波乗りの好スポットだったが、近年はSNSで評判が広まり、静岡県外からも多くの愛好家が訪れるようになった。
 大東マリーナ(同市国安)に係留する漁船は河口から波を越えて沖に向かう。河口の東西150メートル区間は航路になるとして注意看板が設置されている。御前崎海上保安署によると過去にサーファーと漁船の事故は報告されていないが、近年増加するビジターへの周知徹底が課題に浮上していた。
 講習会では大東ローカルサーフィンクラブの岡部大輔代表(47)が、ビジターへの声掛けで事故防止に努めるとするルールを発表し、出席者が合意。日本サーフィン連盟静岡2区、3区の両支部長に提出した。岡部代表は「呼びかけは今までもやってきたこと。しっかりと継続していきたい」と語った。
 講習会を主催した御前崎海保の保坂和彦署長は、サーファーが関連する海難事故の事例を紹介して注意を促した。民間救助団体「USPR(アスパー)」の野口貴史代表は、サーファー自身が救助技術を向上させていく必要性を訴えた。掛川市南消防署の担当者は心肺蘇生法について説明した。

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