浜松でも橋名板盗 128枚640万円の被害 22、23年度
橋の名などが書かれた金属製プレート「橋名板」の窃盗被害が静岡県内で相次いでいる問題で、浜松市は21日、2022年度に26カ所87枚(435万円相当)、23年度は20日までに11カ所41枚(205万円相当)が市内で盗まれたと発表した。被害届の提出に向けて警察に相談している。
市道路保全課によると、被害があったのは東、西、浜北、北の各区の橋で、東名、新東名高速道、国道1号などの幹線道路に近く、人通りの少ない場所が多い。いずれも縦15センチ、横50センチの真ちゅう製とみられる。
市は22年8月に西区で被害が発覚したのを機に同年8~11月に緊急パトロールを実施。県西部の他市での橋名板窃盗が明らかになった23年9月から巡回を再開した。
現在、ボルトネジをつぶして板を外しにくくする対策を実施している。今後、溶接による固定や特殊ボルトナットへの交換なども検討する。