島田、藤枝で橋名板盗難 数日前からか、市が緊急点検
島田、藤枝両市は１４日、橋の名前などを記した橋名板が盗まれる被害があったとそれぞれ発表した。両市は市内の橋の緊急点検や調査を進めている。
島田市は、市内５カ所で橋名板計１７枚（８５万円相当）が盗まれたと明らかにした。市は島田署に３カ所について被害届を提出し、残り２カ所も精査した上で被害届を提出する方針。
橋名板は真ちゅう製とみられ、縦１５センチ、横５０センチ。被害に遭ったのは、神谷城の水神橋と浅川橋、岸町の宿島橋、船木の城山橋、湯日の道下橋。市すぐやる課によると、１２日に水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていると同署から連絡があった。その後のパトロールなどで他３カ所でも盗難が判明。盗まれた時期は分かっていないが、近隣住民によると１４日に被害が判明した宿島橋では数日前にはなくなっていたとみられる。
藤枝市は、市内３カ所の橋の橋名板計１２枚（６４万８千円相当）が盗まれたとして、藤枝署に被害届を提出したと発表した。
市建設管理課によると、東光寺谷川に架かる一里山橋（上青島）と紛島橋（末広）、栃山川に架かる広切橋（高洲）で被害が確認された。いずれも橋の名前を記した鉄製の名板が４枚ずつ取り外されていた。一里山橋については地元住民によると、３～４日前にはなくなっていたという。
被害は市民から「一里山にある橋の橋名板がなくなっている」との連絡を受け、市道路課の職員が現場確認して発覚。その後、東光寺谷川を南下した場所にある紛島橋と、同河川と合流する栃山川の広切橋でも見つかった。
橋名板の盗難被害は８月に入り、掛川、湖西、袋井の各市でも明らかになっている。
