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現職4氏に新人が挑む/駿河区 現元新乱立で混戦必至/葵区 重鎮2氏引退で争奪戦/清水区【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか①】

 31日告示、4月9日投開票の県議選は68議席を巡り、現職59人、元職3人、新人30人の計92人の陣営が立候補予定者説明会に出席した。立候補予定者は過去最少となる見通しで、少数による激戦が見込まれる。各選挙区の情勢を探った。
 静岡市駿河区 現職4氏に新人が挑む 定数4
 現職4人に維新の新人が挑む。それぞれ固い支持基盤を持つ現職に対し、昨年8月に出馬を決めた新人が絡み、4議席を争う激しい選挙戦に突入する。
 自民は現職の相坂摂治、佐地茂人の両氏が4期目を目指してしのぎを削る。相坂氏は地元の長田地区を中心に、沿岸部の大谷や中島地区でも浸透。佐地氏は地盤の森下地区で着実に票を固め、長田でも一定の支持を見込む。
 再選を目指す立民の杉山淳氏は出身の自治労や地元市議と連動し、支持固めに取り組む。同じく再選を期す公明牧野正史氏は党組織を引き締め、地元の小鹿地区を重点に置く。
 新人岡山晃一郎氏は維新支持層へのアピールのほか、駅前などで街頭演説をこなし知名度向上を図る。

 静岡市葵区 現元新乱立で混戦必至 定数5
 前回より2人多い8人が出馬を予定し、屈指の激戦区となる見通し。自民、共産、無所属の現職3人に、維新、公明、無所属の新人4人と無所属の元職1人が挑む。静岡市長選へ立候補する元県議山田誠氏の票の行方が注目される。
 自民は前回トップ当選の天野一氏が10選を目指して出馬し、経験と実績を前面に出す。自民支部の推薦を受ける新人の天野多美子氏は地元横内を拠点に支持拡大を図る。公明は現職が引退し、後継で市議6期の新人山本彰彦氏が党組織を生かして浸透を図る。
 無所属現職の小長井由雄氏は6選に向けて足場の中山間地を固める。共産は現職鈴木節子氏が再選を目指し、支持拡大を訴える。
 維新は元市議の新人平島政二氏を擁立し、初の議席獲得を期す。無所属元職の遠藤行洋氏はアナウンサー時代の知名度を生かし、浮動票の取り込みを図る。元市議で無所属新人の斎藤佳代氏は前回選に続いて出馬し、議席獲得を狙う。

 静岡市清水区 重鎮2氏引退で争奪戦 定数4
 8期と5期を務めたベテラン2人が引退を決め、4議席を現職2人と新人3人で争う。
 自民は一昨年の補選で当選した現職望月香世子氏が再選を目指して出馬する。党支部と自民市議が全面支援し、上位当選を狙う。新人の伊藤高義氏は補選で望月氏に敗れた元市議の支援を受け、庵原地区を中心に回る。
 公明は盛月寿美氏が4期目に向け実績をアピールし、支持拡大を図る。支持母体の創価学会もフル回転する。
 国民の新人中山真珠氏は、今期で引退を決めた林芳久仁氏の後継。党本部の公募に応じ、連合静岡の支援を受けて中小企業を精力的に回る。無所属の松井優介氏は桜ケ丘病院の移転問題に取り組む市民団体の支援を受け、浸透を図る。

静岡市駿河区
相坂摂治 49 自現③
佐地茂人 52 自現③
杉山淳 60 立現①
牧野正史 50 公現①
岡山晃一郎 31 維新

静岡市葵区
天野一 80 自現⑨
小長井由雄 69 無現⑤
鈴木節子 68 共現①
遠藤行洋 61 無元②
平島政二 63 維新
山本彰彦 58 公新
天野多美子 51 無新
斎藤佳代 39 無新

静岡市清水区
盛月寿美 55 公現③
望月香世子 42 自現①
伊藤高義 47 自新
中山真珠 27 国新
松井優介 39 無新

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