25年「世界お茶まつり」実行委 若者や外国人にPRへ 静岡で初会合
2025年に静岡県内外で開催される「第9回世界お茶まつり」の第1回実行委員会(徳川家広会長)が25日、県庁で開かれた。春と秋に祭典を実施し、若年層やインバウンド客へ茶文化をPRする開催方針を承認した。
3年に一度の開催。4月中旬からふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)など、10月23~26日にグランシップ(静岡市)を会場に各種イベントを展開する。春の祭典では大阪・関西万博の会場や首都圏の茶販売店、カフェなどでも茶の販売や販促を行う予定。
テーマは「光輝燦然(さんぜん)! #私のO-CHA和ールド」。世界のお茶文化に触れた参加者がSNSなどで発信し、茶の魅力についての共感が広がるイベントを構想した。
実行委は川勝平太知事(顧問)、県内の茶業関係団体、学識経験者、JAグループの代表ら17人で構成する。徳川会長は「茶にまつわる日本人の文化の貴重さを、さらにもり立てて世界に発信していくイベントにしたい」と話した。